太陽光発電の見積ソフト・見積システムの選び方
汎用の建築・設備向け積算ソフトと、太陽光特化型は何が違うのか。PDF図面から部材を拾い出し、概算見積まで自動で作る見積ソフトの選び方を、施工会社・EPC向けに解説します。
この記事の結論
- 汎用の建築/設備積算ソフトは、太陽光特有のPCS過積載・ストリング・メーカー固有部材が手作業になりがち。
- 太陽光特化型なら、図面から部材構成を自動で組み立て、概算見積まで一気通貫で作れる。
- 選定軸は「図面拾い出し対応・選定ルール網羅・単価未定でも依頼書出力・Excel出力」。
太陽光の見積を「ソフト」で作る3つの方法
太陽光発電工事の見積は、おおまかに次の3通りで作られています。
- Excelや独自フォーマット:自由度は高いが、拾い出しも単価反映も手作業で属人化しやすい。
- 汎用の建築・設備向け積算ソフト:拾い出し機能はあるが、太陽光特有の構成は自分で作り込む必要がある。
- 太陽光特化型の見積・積算クラウド:パネル・PCS・架台などの選定ルールを内蔵し、図面から構成を自動で組み立てる。
汎用の積算ソフトが太陽光に「合いにくい」理由
建築・設備(電気/空調/衛生)向けの拾い出しソフトは数多くありますが、太陽光発電には独自の要素が多く、汎用ソフトでは手作業に戻りがちです。
- 過積載率・ストリング構成:PCS容量に対して何kW載せるか、何枚直列にするかの計算が必要。
- メーカーごとに異なる付帯部材:通信ユニット・接続箱・変圧器など、PCSメーカーごとに構成が変わる。
- PCS選定ルール:単相/三相、低圧/高圧、分散型/集中型で選ぶ機種が変わる。
- 代理店経由の単価運用:単価が後から確定するため、金額空欄での依頼書出力が要る。
太陽光特化型の見積ソフトでできること
Construction Estimate は、施工会社・EPC向けの太陽光特化型 見積・積算クラウドです。 PDF/DXF図面をアップすると、パネル・PCS・架台・ケーブルなどの型番と数量をAIが抽出し、 メーカー固有部材まで含めた部材構成を自動で組み立てます。確定した構成から概算見積(依頼書)を作成でき、 単価が未定の部材は空欄のまま出力して、後から代理店の単価を反映できます。
見積ソフトの選定チェックリスト
| チェック項目 | なぜ重要か |
|---|---|
| PDF/DXF図面の拾い出し | 手作業の数量集計を削減できるか |
| PCS・架台の選定ルール内蔵 | 太陽光特有の構成を自動で組めるか |
| メーカー固有部材の自動補完 | 付帯部材の入れ忘れを防げるか |
| 単価未定でも依頼書を出力 | 代理店経由の単価運用に合うか |
| 見積書のExcel出力 | 既存の業務フローに乗せやすいか |
よくある質問
建築・設備向けの積算ソフトを太陽光の見積に使えますか?
使えなくはありませんが、太陽光発電特有の要素(パワコンの過積載率・ストリング構成、メーカーごとに異なる付帯部材、PCS型番ごとの選定ルールなど)は汎用ソフトでは手作業になりがちです。太陽光特化型なら、これらを織り込んだ部材構成を図面から自動で組み立てられます。
見積ソフトを選ぶときのポイントは何ですか?
(1)PDF/DXF図面からの部材拾い出しに対応しているか、(2)パネル・PCS・架台・ケーブルの選定ルールやメーカー固有部材を網羅しているか、(3)単価が代理店経由で確定する実務に合わせて金額未定でも依頼書を出力できるか、(4)見積書をExcel等で出力できるか、を確認すると選びやすくなります。
単価が分からない段階でも見積を作れますか?
作れます。単価は代理店経由で確定する運用に対応しており、単価が未確定の部材は金額を空欄のまま「依頼書(仮見積)」として出力し、戻ってきた単価を反映して見積を完成させる流れに対応しています。
対応しているパワコン(PCS)メーカーは?
オムロン・HUAWEI・SMAなど主要メーカーのPCS構成に対応し、メーカー固有の付帯部材(通信ユニット・接続箱・変圧器など)も構成に応じて自動で補完します。
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